説明するな伝えろ

進捗報告、設計書のレビュー、上司やステークホルダーへの報告など、様々な場面で、資料の説明を受けることがありますが、多くの人が、資料を一生懸命に説明しています。 たくさんの時間をかけて、考えて、苦労して作成した資料ですから、すべてをくまなく説…

テストで発生したバグはどこで仕込まれたかを追及するべし

システムの品質の最後の砦は、テスト工程です。 テスト工程では、本番で不具合を発生させないために、すべてのバグをつぶすことが目標となります。 良く、「テストでバグが無かった」と喜んでいる人がいますが、この考えは間違っています。 バグがでなかったの…

ステアリングコミッティでは何を報告すべきか

ステアリングコミッティとは、大規模プロジェクトでステークホルダーの代表者が参加して、プロジェクトの意思決定を行う委員会のことです。 通常は、部長級や役員などが参加し、プロジェクトの方針や方向性などについて、決定します。 PMが進捗状況や課題、…

生産性向上に経験曲線効果をうまく使う

経験曲線効果とは、生産量を2倍にするとコストが20%~30%低減するという経験則です。 一般には、工業製品などの大量生産される製品についてこの経験曲線効果が発揮されると言われています。 システム開発のプロジェクトにおいても、この経験曲線効果を…

プロジェクト立ち上げ時のコスト見積り誤差は±50%が常識

以前の記事で、 精度の高いコスト見積りは、経験をもとにすること を書きましたが、PMBOKによると、プロジェクトの立ち上げ当初の見積り誤差は、±50%であるとされています。 また、この見積りを超概算見積り(ROM:Rought Order of…

設計の品質はレビューであげるしかない

以前の記事で、 「ねらいの品質」と「結果の品質」 について書きましたが、プロジェクトにおける設計品質を上げるには、レビューの品質をあげるしかありません。 設計するSEの能力がとても高く、レビューがなくても最初から高い品質の設計ができれば言うこと…

精度の高いコスト見積もりは、経験をもとにすること

プロジェクトコストの見積もりが正確にできるのであれば、そのプロジェクトはほぼ間違いなく成功します。 ある調査によると、見積もりが正しければ、プロジェクトの成功確率は80%だそうです。 ですが、プロジェクトは不確定要素が必ずありますので、正確な…

SIerは、デジタルではなくアナログで決める

プロジェクトを立ち上げ、リソースを調達する際に、RFP(提案依頼書)で、SIerを比較します。 複数の評価項目に、採点基準を準備し、各社の提案を数字で点数化して、合計点などで比較することが多いと思います。 公平に、あるいは、客観的に判断して、…

積み上げ型で作成したWBSの落とし穴

以前の 漏れのないスケジュール作成法 でWBSの作り方を解説しましたが、このような上位目標から詳細化する作成法ではなく、詳細作業をフラットに洗い出していく、積み上げ型でWBSを作成した場合、作業の実行順序を上から順番に実行してしまいがちです。 …

メールや電話だけじゃない!コミュニケーションツールのいろいろ

コミュニケーションのツールと言って、すぐに思いつくのは、メールや電話でしょう。 もしくは、コーチングやティーチングなどの手法でしょうか。 これらのツールは、言葉を話すことに主眼を置いたツールです。 会話によらないコミュニケーションもあります。 今…