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コンサル流思考術「ロジックツリー」は簡単なのに一生使える

2022/06/30

プロジェクトマネージャは、常にプロジェクト全体を俯瞰して、バランス良くプロジェクトをマネジメントしなければなりません。

そのためには、自分の頭の中を素早く整理する術を身に着けておくと非常に有利です。

自分の頭の中を整理するのに適しているツールが、ロジックツリーです。

私も、いつもこのロジックツリーを問題の真因追求やコンフリクトの解決に使っています。

ロジックツリーを使いこなせるようになると次のようなメリットが得られます。

  • 全体が俯瞰できるようになる。
  • 捨てる部分が明確になる。
  • 瞬時に判断できるようになる。

ロジックツリーの基本的な使い方

ロジックツリーには、2つの基本的な使い方があります。

「なぜ(Why)」を深く掘り下げる方法と「どのように(HOW)」を深く掘り下げる方法です。

例題に、「痩せる」というテーマでロジックツリーを使ってみます。

なぜ(Why)を使ったロジックツリー

まずは、なぜ(Why)でロジックツリーを使ってみます。

上図のように、なぜなぜを繰り返して、本当の目的を探します。

どのように(How)を使ったロジックツリー

次に、どのように(How)でロジックツリーを使ってみます。

上図のように、どうすれば痩せるのかを繰り返して、実行するべきアクションを明確にします。

ロジックツリーを考えるときの切り口

ロジックツリーのアイデアを考えるときには、「漏れなく」「重複なく」というのがポイントです。

この「漏れなく」「重複なく」というのをMECEと呼びます。

MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉です。

MECEの例としては、有名な3C(Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社))や、5フォース(新規参入の脅威、競合企業、買い手、売り手、代替品)などがあります。

一般的にも、性別、交通手段、Input-Process-Outputなど、いろいろと思いつくと思います。

ぜひ、ロジックツリーを身に着けて、無意識のうちに頭の中で整理できるようにまで使いこないしてください。