課題の解決策を考えるとき、否定的な側面から考えることがほとんどだと思います。
例えば、不具合が発生したので、不具合が発生しないような対策を考える。
つまり、不具合が発生することは悪いことだ=不具合を否定する。
この考え方は、いたって正常であり、ごく普通のやり方だと思います。
でも、この考え方では行き詰ってしまう場合もあります。
さきほどの不具合が発生しないようにという考えを突き詰めると不具合をゼロにすることが最終ゴールになります。
確かに、不具合をゼロにできれば良いのですが、人間が作業している以上、不具合をゼロにすることは限りなく不可能に近いと思います。
そこで、発想を転換して、不具合は発生するものだという前提に立って、考えてみます。
つまり、不具合は発生しても良い=不具合を肯定するということです。
この視点で考えれば、不具合が発生した場合に備えて、発生した後の対策を考えることになります。
このように、否定的な思考と肯定的な思考の両面から物事を考えることによって、対策は完璧に近づいていきます。
この考え方は、非常に多くの場面で使えますので、覚えておくと便利ですよ。
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